Heat exchanger熱交換器編

機器の寿命延長によるコスト削減

熱交換器の抱える問題

熱交換器はその構造上、フランジ面に複雑な熱膨張収縮が起こり、シール部からの漏れが発生します。
熱交換器に限らず熱変動や振動の起こるフランジ部は通常のフランジに比べて頻繁に問題が発生します。

  • 熱交換器サーモグラフィ写真
  • 熱変動や振動の起こるフランジ部の図

問題点

熱交換器フランジ面に熱歪がおこり、ガスケット部から漏れが発生していた。

改善の鍵

ボルトの伸縮が追随しきれないフランジ面の熱膨張収縮を、ディスクスプリング(自動トルク管理システム)を適用する事によって吸収することができます。漏れを止めることで定期的に行われていた増し締めの手間を省くことができる為、大きなコスト削減になります。

ライフサイクルコスト(LCC)分析の図

LCC = Cic+Cin+Ce+Co+Cm+Cs+Cenv+Cd

  • Cic = 初期投資コスト、購買価格
  • Cin = 取り付け、試運転コスト(トレーニングを含む)
  • Ce = エネルギーコスト(システム操業のコスト)
  • Co = 操業コスト(通常システム管理の労働コスト)
  • Cm = メンテナンスと補修コスト(定修)
  • Cs = ダウンタイムコスト(生産ロス)
  • Cenv = 環境コスト
  • Cd = 解体、廃棄コスト(復旧、補助サービスの廃棄)
  • ディスクスプリング

    スプリングが振動、温度変化によるフランジ面の歪みに追随し、増し締めを行うことなく漏れを効果的に防止する。このシステムは、ネジ穴とテーパ部を有するさらばね状に形成され、あらかじめ設定されたトルクを付与したときに変形を完了する変形部を設けたことを特徴とするトルク管理部品です。

  • 5505H ディスクスプリング

    スプリングが振動、温度変化によるフランジ面の歪みに追随し、増し締めを行うことなく漏れを効果的に防止する。このシステムは、ネジ穴とテーパ部を有するさらばね状に形成され、あらかじめ設定されたトルクを付与したときに変形を完了する変形部を設けたことを特徴とするトルク管理部品です。

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